この前、母に頼まれて母の友人のレザーのリュックサックを修理しました。
中袋の合皮の表面がボロボロになっているので、取り替えて欲しい。とのことだったのですが、表の革もなかなかの色落ち模様
↓ 中の合皮も言われていた通りなかなか悲惨でした。笑
はじめは同じような合皮に替えて欲しいと言われていて、いつも行く革屋さんで合皮を購入したのですが、よくよく考えてみると、また合皮で作ったらまたボロボロにはがれて使えなくなるんちゃうの?と思って、合皮について調べたら、合皮のバッグは大体3、4年でダメになるモノと思って買うべき、早ければ1年も経たずダメになる。みたいなことが書かかれてあって、せっかく直してもそんな早くボロボロになるんじゃ直しがいがないなと思い、布で作り直した方が長持ちするといった旨を伝えたら、水筒なんかを入れたいから濡れても大丈夫な素材がいいということだったので、撥水のきいた生地を提案したらOKが出たので、結局合皮をやめて撥水生地で修理しました。
裏地の取り替えだけを言われていたのですが、せっかく直すならと思い、表革の色落ちも目立たないように染色しました。
で、最終的に中袋を修理して組み立て直したリュックがこちら ↓
中に使われていた芯ももうボロボロになっていたので入れなおしました。これならまだしばらくは使っていただけると思います。
このバッグはもう母の友人の手に渡っていて、すごく喜んでいただけたようです。
修理はなかなか大変な作業でしたが、やっぱり喜んで頂けると嬉しいですね。
私自身ここまで大がかりな修理はしたことがなかったので、色々と勉強になりました。
特に合皮について、知らなかったことが多かったので調べるきっかけをもらえてありがたかったです。
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